あなたはよく夢を見ますか?そうたずねたら、「ええ、よく見ます!」という人もいれば、「熟睡していて夢も見なかった」、あるいは、「見ているはずなんだけど…よく覚えていない」という人もいます。夢は誰もが見ているはずですが、とりとめのない内容だったりすると、記憶に残りづらい場合もあるでしょう。

そんな人でも、ときにはすごく印象的な夢…たとえばとてもリアルな夢や、怖い夢を見たりして、びっくりして目を覚ますことはあるのではないでしょうか。いったいどうしてこんな夢を見たのだろう?と首をかしげてしまったり、夢だとわかっていても、震えがとまらないような夢を見た…という話を耳にすることもあります。

そんな不思議な夢の世界を、昔の人も神のおつげと考えたりしたのでしょう。夢占いは、洋の東西を問わず、太古の昔から人々に親しまれてきました。夢占いには主に、夢に現れた事物をシンボルとしてとらえ、そのシンボルによって吉凶を占ったり、シンボルが表す心理状態、つまり心の奥底に隠れた気持ちを想像するなどのスタイルがあります。

日本では初夢が大切にされ、「一富士二鷹三なすび」などが吉夢のシンボルとされていますね。また、「白蛇の夢は財運を上げる」などと言われています。しかし西欧においては、蛇は悪魔の化身とされ、邪悪なイメージです。文化的な側面が影響しているのでしょうね。

そんな夢占いに、学術的な光を当てたのが、オーストリアの精神分析学者・フロイトや、スイスの心理学者・ユングなどです。夢を無意識からのメッセージととらえ、科学的アプローチを加えました。ですがいずれにしろ、「眠り」という、いわば別世界からの便りを解き明かしたいというスタンスに、現代人と古代の人々との間に、大きな違いはないといえるでしょう。

未来を占うという行為は、人間にとって、普遍的な欲求なのかもしれませんね。